ETHOSENS

SEASON THEMA  

  "DEAR MISTAKE"  
親愛なる間違い


それは
世の中の正解とされる完成されたスタイルに対するアンチテーゼでもあります

人はコンピューターではないので
間違いから生まれる違和感に
とても魅力を感じる ことがあると思います

そんな "間違い" に焦点をあてたコレクションです

正解という概念を疑い、間違いから生まれるスタイルを表現しました




ETHOSENS　橋本さんのつくるモノは本当に面白いです


面白い
という言葉の中には、色んな意味があって

楽しい
驚かされる
着たい!!
毎回感動する

モノを通しての問題提起やアンチテーゼの表現にもグっとくる


テーマに沿ってつくられるケド
そのテーマを気にしなくても、　服が独立している部分も大好きです


最近は絵を観に行っても、服を見に行っても、そのほか、何をしていても

言葉ばかりが先行、
割れない風船のように ドンドン肥大しているように感じる事が多くて
（広告類は、安さ合戦だし）

直感・ヤマカン・第六感がホトンドで生きている自分にはしんどくなる


展示会へ行って

「コレ売れてるっす」 とか 「コレ鉄板ですよ！」
とか、言われたら、真剣に帰りたい～って思います

そういう目線で服を見てるんだなぁ～
って、仮に言葉に重心を置いたとしても、よく相手のスタンスが分かるからまぁ良いんすけど。。。


ETHOSENSはそういう言葉が前にくる部分がなく
服がス～っと入ってきます


2004年に出た本です ↓





(ETHOSENS の前、、ETHOS時代の服が載っています)

この頃の服は
リネン等の天然素材ばかりを使って
色もナチュラルなモノが多かった

そして、いつだったか、突然パキっと、
変わった。変化しました。

色もナチュラルから、ショッキングピンクやブルーがメインカラーになってました

僕の回りのエトス好きな人は
正直 残念そうだった人もいる

「変わっちゃったねぇ～」　って。。

でも僕はそのパキパキ感も好きでした

表層も好きだったし

何より橋本さんがつくるモノ

が好きだから、人が言うほど、変わった
とも感じなかったし

本質的なつくり

の部分でとても惹かれていたし、今でも惹かれています

大袈裟じゃなくって

ETHOSENSやagharta / FFYR のような服を
ちゃんと提案出来るようにしたい

というのが、僕が服屋を続けていく上でのモチベーションです

似たようなモノばっかり

という人も沢山いるけど、探せば楽しいのって沢山あるし
似たようなモノの中にも、オリジナルなモノもある

(探す過程も楽しんで欲しいという想いもあります)

服ってそもそもが

ジャケット / シャツ / パンツ
とかってカタチがあるんだから
これからそこまで画期的なカタチが現れるはずもないし、、、

何がオリジナリティー？って話になるんすけど。。。

何より、大好きな人が一生懸命つくっている服を尊く感じてる
っちゅー話です

何でもファストとかコンビニエンスとか言ってるけど
速さや利便性ばっか求めてどうするんだろ？
って僕は毎日真剣に思ってます

コンビニ弁当とお母さんの手作りごはん

どっちが美味しいか分かるよね？

って結局、言葉にすると、こういうシステムの話になるから
やっぱ言葉って面倒なんすけど

温かみの感じれるモノを伝えたいです。


服の紹介をしようと思ったけど、なんか長くなったので
また次に。